はじめまして!!
私はとある公共事業を営む会社に勤務する52歳です。情報系の大学を卒業後、システム会社に勤務し、35歳の時に現在の会社に転職しました。これまでの経歴はざっとこんな感じです。
1社目の経歴
最初のプロジェクト
新入社員研修を経て、大規模公共システムのプロジェクトに参画。配属された大規模システムは作業分担がネットワーク担当、データベース担当、アプリケーション担当(バッチ処理担当・オンライン処理担当)、ハードウェア担当 等々非常に細分化されていて、自分の担当以外はまったく分からない状態でした。このプロジェクトで7年間勤務しました。
1年目~3年目までは他部署で作成した設計書をもとに自分でプログラミング(COBOL)を行うプログラマーをして、4年目以降は協力会社のプログラマーを管理するサブリーダーみたいなことをやっていました。このままここで勤務していたら自分の担当業務(バッチ系アプリケーション開発)しか分からないおじさんになるところでしたが、7年目に運動中に運悪く骨折して長期入院が必要になり、それに伴い運良くこのプロジェクトから脱出することが出来ました(笑)。人間万事塞翁が馬。
2番目のプロジェクト
2番目のプロジェクトは最初のプロジェクトよりやや規模が小さいものでした。とは言ってもそこそこの規模がある公共システムのプロジェクトで、こちらも業務は複数の会社で分担していました。ただ、分割された業務の上流工程から下流工程まで一貫したシステム開発経験をここで初めて出来ました。(遅)
3番目のプロジェクト
3番目のプロジェクトは上流システムエンジニアのような仕事で、お客様の会社に派遣され業務上の問題点を把握し、それを改善するBPR(ビジネス・プロセス・リエンジニアリング)のようなことをやりました。お客様の会社のシステム部門の人と一緒に各部署のヒアリングを行い、業務上の課題を洗い出し、それを改善するシステムを製作するための要件定義書を作成しました。
私にはこれが面白かった。これまでのプロジェクトのように言われたシステムを作るのではなく、自分でどのようなシステムを作るのか考えて、それを形にしていく。このような仕事をずっと続けられたら良かったのですが、システム完成したら、またシステムを製作する側に戻る可能性が高く、私は転職を考えだすのでした。。
転職活動
転職するなら、どのような会社か??システムを製作する側ではなく、どのようなシステムを作るか考える側、つまりシステム開発の発注者側の企業がターゲットになりました。
転職活動を始めるといってもこれまでは考えたこともなかったので、資格も何も持っていません。開発経験も1年目~3年目のCOBOL開発経験しかなかったため基本情報技術者も保有していないありさま。。取り合えず丸腰で転職活動を始めるのは不安だったので、ソフトウェア開発技術者(現応用情報技術者)と情報セキュリティシステムアドミニストレータの資格を取ることにしました。発注者側のSEになるには基本情報技術者等の開発者寄りの資格よりも、発注者の企業にマッチするのではないかと考えたからです。
幸いなことに両資格とも1発で合格し、転職活動を始めるのですが、最初に「ここは!!」と思った企業から内定をもらい、転職活動はあっという間に終わりを告げました。35歳での転職でした。(当時、35歳は転職するのにギリギリの年齢でした。)
2社目(現職)の経歴
2社目は発注者企業(本ブログではユーザ企業と呼びます)で、私が入社した際にはシステム開発を選任で行っている社員はいない状態でした。これはラッキーでした。入社したばかりですが、大規模なシステム開発でも中心的な立場を任されることがほとんどでした。社内のシステム利用部門の意見を吸い上げながら発注仕様書を作成し、システム会社の開発が始まったら、ユーザ企業のプロジェクトマネジャとして工程管理、品質管理、納期管理を行う。転職前に考えていた業務を行わせてもらっています。
転職後に業務に役に立つと思い、プロジェクトマネージャ、ITストラテジスト、システム監査技術者、情報処理安全確保支援士の試験を受験し、合格しました。